宮部みゆき 英雄の書 | 壮大な想像力を要するファンタジー小説

宮部みゆき英雄の書の画像です
宮部みゆき英雄の書の画像です

「たとえるならば、クラスメイトがみんな自分と同じ顔をしているということだ。
いや、クラスメイトが全員、イコール自分自身だということだ。
同じようにふるまい、同じようにしゃべり、同じように考える。
喧嘩なんか起こらない。いじめもない。意見が食い違うこともない。
さぞ安心だろう。快適だろう。
でも、そんなに大勢「自分」がいたら、どれが本物の自分自身だか
わからなくなってしまうんじゃないだろうか。」
(「英雄の書」より)

無名の地で、「個」を持たない無名僧に会い、小学生の友理子が言うセリフです。

この作品は、ファンタジー要素が強く、ドラクエのようなロープレの感じがします。
異世界、呪文、魔法、仲間、怪物、冒険・・・など。

現実にはない世界。
それを文章を読みながら、イマジネーション能力の低い私の頭の中に
構築して行くのがとてもしんどかったです。
ちゃんと、想像力を使わないと中途半端でおぼろげな怪物や建物になり、
この本の面白さが半減します。

もう一つ気になったのは、友理子が小学4年生にしては、
言葉遣いが大人みたいだったり、
(オルキャストに選ばれている時点で変わるのかな?)
使える魔法が、その場で超役に立つ魔法だったり、
何だか安易に都合が良い魔法のように感じました。

うーん。
ちょっとおすすめはし難い作品です。
想像力が豊かな人には、自分の頭の中に無名の地などの異世界を
作り出せるので、面白いかも。
私の浅い想像力では、安っぽい映画のセットのような世界しか
創り出せませんでした。

ただし、「個」を持たない、持てない無名僧の設定は興味深かったです。
やはり、「個性」「他人との差異」がないとつまらないですよね。
でも、その「個性」「他人との差異」により、揉めることもあります。
「認め合う」ことの大事さを再認識しました。
皆、同じじゃつまらないですもの。


金沢市の湯涌温泉あたらしや新屋のFC2ブログランキングバナーです
金沢の温泉【湯涌温泉あたらしや】 のブログピープル用ランキングバナーです。
湯涌温泉あたらしや新屋の公式サイトです。
http://www.atarashi-ya.co.jp/

星空の降りそそぐ宿 金沢湯涌温泉 新屋あたらしや料金・宿泊プラン一覧です。
http://www.atarashi-ya.co.jp/reservation.html
金沢湯涌温泉 | 新屋フロント日記 | comments (0) | trackbacks (0) | posted by あたらしやフロント
カレンダー
<<BACK August 2012 NEXT>>
SunMonTueWedThuFriSat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
カテゴリ
最近の記事
コメント一覧
トラックバック
アーカイブ
プロフィール
RSS

page top