百田尚樹 影法師 『永遠の0』に連なる名作!

百田尚樹 影法師の画像です
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「その時だった。
『泣くなっ』
と怒鳴る者がいた。正面に勘一と同じ年恰好の少年が立っていた。
その少年は勘一の前まで歩み寄ると、仁王立ちして言った。
『武士の子が泣くものではない。』
勘一はその気迫に呑まれて泣くのをやめた。
少年は勘一の目を睨むように見た。
『お前の父は三人を相手に奮戦した。まことの侍だ。その侍の子が泣くな。』」

(「影法師」より)

この彦四郎の『まことの侍の子が泣くな。』の言葉が主人公である勘一を
生涯、支え、また邁進させるものとなります。

下士である勘一が卑屈にならず、
色々なことを学べたのもこの親友となる彦四郎のお蔭であると私は思います。
この彦四郎は非常に賢く、剣の達人であります。
藩校のみんなの憧れ。
しかし、当人である彦四郎は、
長男ではなく、いずれどこかのお家に婿に出る運命のせいか、
若いのに何だか「熱さ」がない少年です。
達観しているような、あきらめているような、そんな印象です。

その彦四郎とは真逆の「熱い男」勘一。
二人のそれぞれの友情のあり方。
二人の交錯する人生。
運がある?ない?ただそれだけで二人の運命が大きく分かれたのか・・・


あらすじはネタバレになるので書けませんが、
時代小説を読まない方でも読みやすい小説ですし、
ある意味、彦四郎の「卑怯傷」の謎を暴いていく、
ミステリー小説と言ってもいいと思いますし、
おススメです。

現代において、「侍魂」「SAMURAI」という言葉がしばしば
日本人の精神を表すものとして使われていますが、
あんまり乱用はいかんとこれを読んで思いました。
だって、「武士の心」はあまりに高潔で崇高です。

魂が震える本です。
最後、泣きながら読み終えて、本を閉じて、表紙を見て、
もう一回泣きました。
ぜひぜひ、読んでみてください。


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